連載小説29 |
どうしよう。
書き始めたレポート、終らせ方が分からないぞ?
「倉橋さん…どうするの?」
「どうって言われても…困ったなぁ」
そもそも、私は初心者なんだ。仕方ないよ。
「木谷さん、先輩、何かアドバイスください…」
「ん〜、それは私が言うより、木谷さんがした方がよさそうね」
おお!
「木谷さん、頼む!」
「そうね…何か一つ、終らせるポイントを見つける、ていうのはどうかしら」
ふむふむ。じゃあ…
「どうしようかな…」
「それは倉橋さんの決める事よ」
だよなぁ〜。そこまで甘やかしてはくれないか…
「んーと、生活レポートだから…この部室に来るまでにする!」
「ほうほう。それならいいかもね」
とは言う物の、どうしよう。
「あの、先輩。これって、事細かに書いた方がそれらしいんですか?」
「そうね…それだと、読者が付いて来れなくなるから、もうちょっと場面場面、
そんな感じの単位で区切った方がいいわね」
なるほど…
よし、張り切って続けるぞ!
〜つづく〜
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第29回 | ||
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女子高生 部活 文芸部 | ||
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